難病患者の医学部受験

難病患者が医学部に合格するまでの軌跡を綴ってます

17年間も気づかなかった間違ったアトピー治療

 

こんばんは!

 

 

今日は昨日普段よりも勉強したせいかその反動で体調がすぐれず1時間勉強しては休憩してということを繰り返していました。

 

 

 

昨年から外出することのハードルが上がり、通院などどうしても必要な用事でしか外出しなくなったため明らかに体力が落ちています。

それに加え内服ステロイドの副作用もあり自分でも自分の体が19歳とは思えないほどです。笑

 

 

 

できるなら毎日少しでも外に出たり軽く運動したりしたいのですが、ドクターストップもかかっているのでなかなか難しいです、、、

このままだと大学生になれた時に毎日通学することが負担になると思うので少しずつ体力をつけていきたいと思います。

 

 

 

そして今日の本題です。

以前書いたアトピーについての記事で17年間も間違った治療をしていたと書いたのですがそれについて詳しく書きたいと思います。

 

 

 

私は生まれた頃からアトピーだったので、幼少期から両親がアトピーに強い、アトピーの専門医がいる、と言われているいくつもの病院にかかりました。

関西圏に住んでますが、東京の病院にも行きました。

 

 

 

今までに行った皮膚科の病院の数は軽く20を超えると思います。

いわゆるドクターショッピングを繰り返していました。

その理由はどこの病院にかかっても一向にアトピーか良くならないから。

 

 

 

ほとんどの病院で外用ステロイド薬を処方されていたのですが、どのステロイド薬を塗っても症状は一時的に良くなるだけで1.2週間もすればまた症状は悪化して憎悪をくりかえしているだけでした。

 

 

 

そして私の場合、歩行も難しいほどひどくなった時に計5回の入院をしました。

そのうち4回は同じ大学病院で、入院するとある程度症状は良くなるのですが、退院するとまた悪化するという繰り返しでした。

 

 

 

そんな感じで17年間過ごしてきたのですが、17歳の冬に母親が調べて見つけたとある市中病院に5回目の入院をしました。

この時も歩けないほどアトピーの症状は酷く、15歳の時以来2年間は入院をしていなかったのですが、もう一人でお風呂にも入れない状態だったので母親が手に負えないからと探してきた病院でした。

 

 

 

そしてその病院の初診日。

もう2年前になりますが今でもはっきりと覚えています。

診察室に入って最初に言われたのは

ここに来てくれてありがとう

でした。

 

 

 

そのあとに私は何も話してないのに、

「今までいくつもの病院に行ったでしょ?

いろんなステロイドを使ってきたよね。

その薬を使ったら少しはよくなったよね。

でもまたすぐに悪化したんじゃない?

それを繰り返してここまで酷くなっちゃたんだね。

でももう大丈夫だからね、安心してね。」

と言われました。

 

 

 

当時歩くのも辛かった私はこの病院に行くことを嫌がっていて、親に無理やり連れて行かれたのですが、このように言われ思わず泣いてしまいました。

 

 

 

今までどの病院に言っても患部を見て

「じゃあ薬出しとくね。

炎症のあるところに毎日塗ってね。」

これで終わりでした。

 

 

 

今までのことを全て見抜かれたあと、どうして私がここまで酷くなったのか、今までどうして薬を塗っても良くならなかったのか説明してくださいました。

それは、薬の塗り方と薬を塗る期間を間違えていたから。

 

 

 

私はこの主治医に出会うまで、ステロイド外用薬を患部にすりこむように塗っていました。

そして赤みや炎症がなくなったら塗るのをやめていました。 

 

 

 

でもそれは間違った治療法であったのです。

正しい治療法は

ステロイド外用薬は擦り込むように塗ってはダメ。

ティッシュがひっつくくらいたっぷり塗る。

・炎症が治まってもすぐに塗るのを辞めない。

だそうです。

 

 

 

初めてこのことを聞いた時は本当に唖然しました。

なぜなら今までの治療法と正反対であったからです。

ですがこの治療法を説明するときに、アトピーの診療ガイドラインを見せながら、この治療法が標準治療であることをきちんと説明してくださったので衝撃は大きかったですがすっと理解することができました。

 

 

 

それから私は2週間入院し、正しいステロイド外用薬の塗り方を学び退院しました。

退院する時にはアトピーであることを言わないとわからないくらい症状は改善されていました。

 

 

 

私はシェーグレン症候群も抱えているため今でもステロイド外用薬を使用していますが、それでも入院した当時に比べると薬のランクが下がりましたし、塗る頻度も少なくなりました。

当時は1日2回塗っていたのが今では2日に1回になっています。

 

 

 

私のように長年アトピーと付き合っていて、処方された外用薬を塗っているのになかなか良くならないという方が多くいると思います。

実際5回目の入院をしたこの病院には、いろんな病院にかかり治療をしているのに良くならないという方がたくさん、最後の砦として駆け込んでくるそうです。

(この病院はアレルギーの拠点病院です。)

 

 

 

私もこの主治医に出会ってなかったら今もなおステロイド外用薬を塗っているのに治らないという状況に苦しんでいたと思っています。

正しい治療法を知らなかったということはこんなに恐ろしいことなんだと思い知らされました。

 

 

 

一時期ステロイド外用薬を塗っても治らないので、いっそのこと脱ステをしようか、栄養療法に頼ろうか、と思ったこともありました。

アトピーが難治化している方の中にはそういう方も多いと思います。

でももしそうなら、一度行なっている治療が本当に正しい治療なのか、正しい塗り方を出来てるのか、確認してみて欲しいです。

私みたいに17年間も苦しんで欲しくないです。

 

 

 

長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました!

 

 

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